秦組vol.3『らん』千秋楽

初日と同じような小雨でした。

足元の悪さを気遣った早めのロビー開場が嬉しかったです。

ネタバレご注意下さい。


2回目という事もあって感情の混乱も少なく落ち着いて観られました。

気になった人はイタチ(出合正幸さん)。

正太郎(村井良大さん)に負けるな!って妙に感情移入しちゃいましたw

特にらんの本心を聞き出すシーンが好きです。

あと初日の記事でも挙げた石影(横山一敏さん)。

大柄で立ち振る舞いが美しくて。

あの見事な槍さばき。

背の高い舞美が彼に殺陣を教わったのは凄く良かったと思います。

女性陣では粋な2人のおば、いやお姐様(失礼)。

ナズナ(築山万有美さん)が正太郎に向って怒鳴る 「小僧ッ!」

ハコベ(滝佳保子さん)の村人へのタンカ。

心に響きました。


そして矢島舞美が演じた『らん』は、やっぱり本人そのものでした。

それは彼女が役になり切れていなかったという意味ではありません。

上手く説明出来ないんですけれど。

自分を裏切った村人達を斬りに行く時、それまでまとめられていたのに下ろされていた髪。

究極の選択の結果、正太郎に向けられた何とも晴れやかな笑顔。

前列席男性の頭であの表情が観辛かったのが唯一の心残りです。


最後の出演者紹介も閉館時間の関係からかミュージシャンが加えられた以外はこれまで通り。

舞美は涙していたものの思っていたよりもしっかりと。

その時ステージ前に出て彼女に蘭の花一輪とプレゼントを手渡そうとする男性が。

まあ気持ちは分からなくもないですが。

カーテンコールは1回で全員での「ありがとうございました!」

ゲキハロに比べると少々物足りないですけど、考え方によってはこの潔さもありなのかもしれません。

送り出しのピアノソロを終えた立石一海さんに客席から感謝の拍手が贈られました。


それからもう1つ。

らんの子供時代役の米山穂香ちゃんのブログから。

http://ameblo.jp/thikipon/entry-10587126063.html

千秋楽もたのばるよ

ほのか


舞美の気持ちはちゃんと伝わっているんですね。

何だかとっても嬉しくなりました。